制度を使う前に考えたい、仕事と介護の本当の話④制度を“使いこなす”ために必要なこと

兵庫県で活動する、産業ケアマネの片岡です。

仕事と介護の両立。
制度があっても両立がうまくいかない。判断に迷う。
このシリーズでは、なぜそうしたことが起きるのかを考えてきました。

その背景には、介護の個別性の高さや、分からないまま判断せざるを得ない難しさがありました。

では、どうすれば制度は「使える形」になるのでしょうか。

必要なのは「休むかどうか」の前の整理

介護に直面したとき、まず考えられるのは「休むべきかどうか」という選択です。

ですが本来は、その前に整理すべきことがあります。

・今、どのような状況なのか
・どこに負担がかかっているのか
・仕事にどのような影響が出ているのか

この整理がないまま制度を使うと、必要以上に休んでしまったり、逆に無理をしてしまったりと、結果的に両立が難しくなることがあります。

「働き続ける前提」で考えるという視点

制度は「介護に集中するため」のものではなく、「仕事を続けるために使う」という視点です。

大切なのは、最初から「働き続けること」を前提に介護を考えること。

すべてを抱え込むのではなく、外部の支援も含めて役割を整理しながら、どこまで関わるかを決めていく。

そうした積み重ねが、無理のない両立につながっていきます。

判断を支える“外部の視点”

ここで重要になるのが、第三者の視点です。

介護に直面している本人も、支える職場側も、限られた情報の中で判断せざるを得ない状況にあります。

そのため
・介護の実態を理解している
・制度の使い方を知っている
・働き方とのバランスを考えられる
そうした視点で状況を整理できる存在がいることで、判断の質は大きく変わります。

制度を“活かす”という考え方へ

制度があるかどうかではなく、それをどう活かすか。

そのためには、一人で抱え込まず、状況を整理しながら選択していくことが欠かせません。

仕事と介護、どちらかを諦めるのではなく、どうすれば続けていけるのかを考える。

その視点があるだけで、選択肢は大きく変わっていきます。

制度を使うかどうかではなく、どう使うか。
そして、その前に何を整えるか。

仕事と介護の両立は、その積み重ねの中でつくられていくものなのかもしれません。

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私、産業ケアマネ 片岡 
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